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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 [映画 ま行]

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 を観ました。(少し前ですが)
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【鑑賞日:2012年3月24日(土)】

冒頭、だいぶ歳とっちゃったサッチャーさんが1人でマーケットでミルクを買うシーンで始まります。
「えっ!? 元首相でしょ? SPも付かずに1人で買いに来ちゃって、しかも、周りの客も気付いていないし、あまり敬老精神なく邪魔にされてる感じだし、どうなってるの??」と思っていたら、案の定、彼女は少しボケ始めていて、お付きのヒトの目を盗んで抜け出して来ちゃったのでした....
彼女にはいまは亡き夫のデニスの姿が見えるし話もします(妄想なんですが)。…でそこまでボケちゃったのかというと、どこかでデニスは本当は亡くなっていて見えているのは妄想だし、妄想が見える自分は…という自覚が多少はある様子。そういう“びみょーなサッチャーさん”鉄の女の現役の頃のサッチャーさんと、若き日のサッチャーさんアレクサンドラ・ローチという女優さん。名演[手(チョキ)])が激しく去来します。
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若い頃から意思が強く、決然と理想に向かって闘って来た日々はやはり偉大だなぁ…と思うけれど、サッチャーさんの老後の、決して幸せで満ち足りているとは言えない感じの部分にスポットが当たっちゃっている気がして、なんとなく覗き見をしているようで薄ら後ろめたい気がします。
いろいろな場面で男の政治家どもが、コトバだけは立派でも、イザとなると決断や責任を避け先延ばしにする傾向を示す中、彼女だけが決然と…という辺り、自分がこの歳になると、なんとなくわかる気がします(情けないけれど)。
女性の方が恐いものなしな決断ができる場面というのも、間違いなくあるんですよね。。。。。(もちろん、真に偉大な人物は男性であろうと女性でろうと、するべき時にするべき決断ができるんだと思います。言い訳ですが、男はやはり「家族を犠牲にして…」みたいな決断ができる場合としにくい場面があると思うんです。)
イギリスの政治史の中では、ちょうど彼女がいくつかのそういう場面に出くわした結果、『鉄の女』の異名が不動のものになる.... 
そうは言っても、葛藤はあったからこそ、老後のサッチャーさんの頭の中では・・・・ということなんでしょうが、メリル・ストリープの名演技は間違いないんだけれど、なんとなく、先ほど書いた薄ら後ろめたい気分が底流にあって、映画自体としてはちょっと、うーーーーーーむ、という感じ、でした。


Iron Lady

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  • 出版社/メーカー: Sony Classics
  • 発売日: 2011/12/20
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コメント 2

coco030705

こんにちは。先ほどはご訪問有難うございました。
本当にメリルの演技はすばらしかったものの、ストーリー自体は
それほどおもしろいものでもなかったですね。サッチャーさんに対して、
かなり批判的な感じがしました。
by coco030705 (2012-04-13 18:11) 

怪しい探麺隊

> coco030705 さん
nice! とコメントを ありがとうございます。
ニュースや新聞で見ていたいろいろを思い出しながら観ていました。
子供2人が車に取りすがるのに正面を見据えたまま政治の世界に出掛けて行くシーンがありましたが、なにかショッキングな気がしました。
鉄の女の異名を取るだけのことはあります。邦題の「~涙」の部分、原題に無いし邪魔ですよね。
by 怪しい探麺隊 (2012-04-14 21:53) 

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